プラナカン料理のこと

APEC開幕。今年はやけにクリスマスの飾り付けが早いと思っていたら、どうやらこのAPECに合わせて、ということらしい。首脳陣の記念撮影はプラナカン風衣装となる様子。(追記:新聞によると、諸事情あって急きょスーツでの撮影となったようだ。残念!予定されていた服装はこんな感じ

昨年来星したときから、プラナカンという言葉はあちこちで耳にしていたのだが、じつはこの文化、比較的最近になって見直され、ここ数年で脚光をあびるようになったのだそう。昨年は国立のプラナカン博物館も完成。「リトル・ニョニャ」(ニョニャはプラナカンの女性のこと)というドラマのヒットもあり、ニョニャ風ファッションはちょっとしたブーム、という感じもある。

さて、プラナカンといえば、やっぱり「食」である。といっても、シンガポールで食べたプラナカン料理はどれも印象が薄く、今まで特別興味を持つことはなかった。ところが、ペナンでは違った。手がかかった料理が多いのだが、そこには明らかに家庭料理の匂いがする。プロの技で一気に仕上げる!というのではなく、ゆっくりとていねいに、体のことを考えて作る料理。そんな印象。外食ばかりの旅先で、そういう料理に出合うのは本当にうれしい。
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写真は、前菜やスナックとして食べるクエ・パイティー。中にはクズイモの炒め煮が入っている。見た目はかわいらしく、味は極めて家庭的でやさしい。そういう女性が理想とされていたのだろうか……なんて想像したりする。

ペナンにおけるプラナカン料理は、シンガポールよりずっと根付いている印象。専門のレストランはそれほど多くないが、市場ではお総菜屋さんをみかけたり、専門の屋台があったり。店によってかなり味付けが違うのだが、これが「家庭料理」の醍醐味。和食もそうありたいものだ。

プラナカンのことを詳しく知りたい人は、このサイトがおすすめ。
by xizi62 | 2009-11-11 22:58 | その他の家庭料理 | Comments(0)

東京とシンガポールのだいどころで


by 高島系子