テイクアウトのうつわ

あるフェアで食べたマッシュルームのビリヤニ。シンガポールには、炊き込みごはんタイプのビリヤニと、炊いたごはんに具を混ぜるビリヤニとがあって、その違いは地域差なのか、それともヒンズー系とイスラム系の違いなのかよく分からないのだが、炊込みタイプはベジ、具を混ぜるほうは肉カレー系が多い気がする。写真のビリヤニは炊込みタイプで、最後に素焼きの器に入れてタンドールで仕上げたとのこと。
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ちょっと前のインドでは、素焼きの器でチャイが出てきて、その器は地面に叩きつけて割る(土に戻す)と聞いたことがある。確か、異なるカースト間で同じ器を用いることができない、という理由だったと思う。このビリヤニ容器もその類い。しかし、捨てるのはしのびなくて、鉢植えにできないか?と考えたのだが、洗っても油とカレーの香りがしみ込んでいて、再利用はとてもできそうにない。そして、持ち帰り容器としてはたいへんに重かった。
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こちらは、ムスリムの食べ物であるクトゥパッの容器。シンガポールに来たばかりのころ、ホーカーで初めてクトゥパッを見かけ、点心だと思って買ったらただのごはんで、ちょっとがっかりしたことがある。でも、ごはんを持ち歩く容器としては秀逸。写真は、シンガポールのマレータウン・パヤレバのハリラヤ市場に行ったときに、お店の女の子が編んでくれたもの。ヤシの葉を2枚に裂き、芯をとり、2枚にした葉をくるくると動かしながら器用に作っていた。「お米をこの“穴”に入れてゆでてね」と教えてくれたが、あまりにもきれいに仕上がっていて、その入り口をみつけるのが難しい。

ハリラヤ・プアサ(断食明けのお祝い)前には、このクトゥパッ容器をリボンで編んだものが、コンビニの店頭などにも飾られる。今年のハリラヤ・プアサは9月10日。シンガポールは祝日となる。
Commented by コクリコ at 2010-09-07 18:16 x
ブリヤニって、こんな素焼きの釜に入っているのもあるんですね。峠の釜飯みたい。昔、高級インド料理屋で初めて食べたブリヤニは感動のおいしさだったけど、シンガポールのホーカーの定番ブリヤニは油っぽくて今一つ。たぶん、インドには無数のブリヤニがあるんでしょうね。
ハリラヤプアサのカラフルなマレー女性たちの衣装。。。懐かしい。
Commented by xizi62 at 2010-09-08 10:06
峠の釜飯!なつかしいです(笑)
確かに、日本の炊き込みごはんや混ぜごはんが無数にあるように、ビリヤニも店や家庭によって作り方はさまざまなのかもしれませんね。でも、混ぜごはんタイプのビリヤニというのは、シンガポールのオリジナル??

コクリコさんのコメントを見たあと、そういえば、10年くらい前に、北インド出身の料理人にビリヤニの作り方を教えてもらったことがあったなあ、と、古いメモをmacの中で検索したら・・ありました! 

そのメモには「ビリヤニはインド風釜飯。ムスリムがよく食べる(特にお祝いのとき)。プラオと似ているが、作り方が若干違う。ビリヤニは鍋の上に炭を置いて、上下の熱で炊き込むのが正式。最大の特徴は鶏肉やマトンなど肉類が入ること。具が野菜だけの場合はプラオ」とありました。ベジビリヤニとか、最後だけ壺に入れて仕上げる、というのは、もしかすると、わりと最近の傾向なのかもしれませんね。
Commented by chaboka at 2010-09-08 11:45
ところ変われば・・で、二つともとても珍しいいれものですね。
そして、自然素材であるところがいいですね。
でもこんな釜で出てきても、一回限りだなんてなんだかずいぶん贅沢。
ビリヤニって本で見たことはあっても、たぶん食べたことはない気がしますが、見るからにおいしそうです。
釜飯はいろんなところにあるのですね。これもまたアジア的なのでしょうね。
Commented by AKI at 2010-09-09 10:06 x
このブリヤニおいしそうですね~~~!!!!
Hari raya、もうあさってなんですね!
Selamat menyambut hari raya---!楽しいお休みになりますように :)
Commented by xizi62 at 2010-09-10 23:34
>chabokaさん
香港の釜飯(?)といえば、煲仔飯ですね!大好きです。こちらにもクレイポットライスはありますが、香港のほうが洗練された味です。お魚の煲仔飯がとってもおいしかった記憶が。

>AKIさん
今日はバスの中で、正装したムスリムの家族をたくさん見かけましたよ。落ち着いた色合いで、とてもおしゃれな装いの方が多かったです。女性もステキだけど、男の子がまたかわいい。ぶかぶかの衣装にクロックス、とか。あの衣装は何という名前なんでしょうね?
Commented by AKI at 2010-09-13 10:08 x
正式な名前じゃないかもしれませんが、同僚はBaju raya(お祝いの服)と呼んでいましたよ:)断食に入る前にはKLだとJalan Masjid Indiaの辺りにたくさん布やさんと服を縫ってくれるお店があって、大賑わいになっていました!家族で同じ色を着て、本当に可愛いですよね~!
Commented by chaboka at 2010-09-14 22:48
シンガポールにも煲仔飯があるのですね!
私も大好きで、冬になると何度も作ります(鶏肉のばかりですが)。
魚のは食べたことがないのですが、今度挑戦してみたいです。
それと、たまたま先日、東京のインド料理店に行ったときに
メニューに「ビリヤニ」があったので思わず注文し、初めて食べました。
その店では日本の一人用土鍋で作ったものが出てきました。
Commented by xizi62 at 2010-09-15 09:51 x
>AKIさん
なるほど、お祝い服、ですか!そういえば、ハリラヤ市場にも洋服屋さんがたくさん出ていました。布地も売っていたのでオーダーできるのでしょうね。11月にはディーパバリでインド系の方たちのお祝い服が見られるので、これがまた楽しみだったりします。
Commented by xizi62 at 2010-09-15 09:58 x
>chabokaさん
一人用土鍋でビリヤニ!それ、いいアイデアですね。土鍋ってほんとに便利です。
ちなみに私は、チャパティを南部鉄フライパンで焼き、冷めないように土鍋に入れる、という使い方してます。お料理を教えてもらっているスジャータさんは、日本の器にビリヤニ&カレーを盛りつけていて、それもとってもすてきでした。日本の調理器具&食器ってやっぱりエライ!
Commented by chaboka at 2010-09-16 10:20
なるほど!パンを温めておくという保温の道具としても土鍋が
使えるのですね!よいことを教わりました!
by xizi62 | 2010-09-07 12:38 | 外で食べる&買う | Comments(10)

東京とシンガポールのだいどころで


by 高島系子