ブルネイの餅菓子

ブルネイという国には3年前に一度行ったきり、しかも旧正月の時期だったので、周りはあちこちから集まってきた中華系の人たち(シンガポールだけでなく、香港や上海、台湾からもブルネイへの直行便がある)、ムスリムの国だということも忘れてしまいそうな、そんな旅だった。
(3年前の記事はこちら

はっきりと覚えているのは、美しいモスク、そして、もち米を使ったお菓子だ。同じような菓子は東南アジアのどこでも食べられるので、それと似たようなものかと思いきや、いい方向に裏切られた。やさしい甘さ、ほっとする食感。今まで食べたものと何がどう違うのかうまく表現できないのだが、ついついあともう一口・・と手が伸びるような、とびきりのおいしさだったのだ。

そのブルネイ菓子に、しかもブルネイで食べたものよりさらに上質なものに、よもや日本で出合えるとは!
f0003871_11113136.jpg

山下公園で行われたASEANフェスティバル。餅菓子を作りにブルネイから来ていたのは、なんと女性シェフ。東南アジアのイスラム国の中で、最も女性の社会進出が進んでいる国だけのことはある。

レシピはここに公開されているけれど、この通り作ったとしても再現できるはずもない。シンプルな食べものほど、その素材と腕が物を言う。柔らかいけれども軟らか過ぎない食感に仕上げ、旨みを引き出すのは、かなりのコツと熟練が必要なはず。それにしてもこのもち米、産地は「ボルネオ島の真ん中あたり」ということしか分からなかったが、非常にレベルが高い。東南アジアの食材はまだまだ奥が深そうだ。

この日私は、マレーシアのサタ・ゴレン、インドネシアのアヤム・ゴレン、東京のペナン料理店のアッサムラクサを1人で完食したあとだったのに、もう一皿食べたいと思うほど・・と言えば、そのおいしさが分かってもらえるだろうか。

ブルネイスイーツの日本進出、ぜひ期待したい。


f0003871_11192185.jpg
ブルネイの王立モスク。隅々まで美しい。
by xizi62 | 2013-10-08 11:42 | アジアのスイーツ | Comments(0)

東京とシンガポールのだいどころで


by 高島系子