暑い日には

夏のごはんは、南の知恵を借りる。南には、暑さを除ける知恵がたくさんあるから。
例えば、沖縄。沖縄そばには「冷やし麺」がない。みんなどんなに暑い日だって温かいそばを食べてる。これが、夏バテしない知恵なんだろうなあ。一緒に出てくるお茶が氷入りだったりすると、地元のおばあは「わたしはあったかいお茶ちょうだいねー」と、ちゃんとリクエストしてる。
冷たいものは、ただでさえ夏バテ気味な胃を冷やし、消化吸収力を低下させてしまう。だから、冷たいものを食べるのではなく、食材の性質を利用して、体をクールダウンさせる。これが正解。

で、体の熱をうまくとりのぞいてくれる食材の代表格といえば、冬瓜。利水作用もあるので、湿気&水分のとりすぎによって体にたまりがちな「よぶんな水分」も追い出してくれる。しかも、体に必要な潤いは補ってくれるというありがたい食材。皮(冬瓜皮)は生薬として使うほど利水作用が強いため、薬効を考えるなら、皮は薄くむいたほうがいい。
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写真は、冬瓜の煮物。いつもストックしているだし(煮干し、鰹節、昆布)に、干し海老と豚肉の薄切り、それから紅花や生姜を加えてことこと煮る。この暑いのに煮物なんて……と思われるかもしれないけれど、火にかけて放っておけるので(ただしタイマーは必須)、台所にいる時間を短くすることができる。冬瓜はクセがないので、案外どんな料理にも合う。さっとゆでて塩もみしたり、みそ汁の具にしたり。「すり下ろしてだしで煮て、そうめんのつゆに」という 和田先生 のレシピも◎。さっぱりしてとてもおいしい。


f0003871_8423689.jpg今日は、しょっつるで味付け。この「諸井醸造所」のしょっつる、秋田の空港で購入したものなのだけれど、かなりおいしい。後日、ご近所のスーパーにも売っているのを発見。金丸弘美さんの記事も発見。 
諸井醸造所のしょっつる
by xizi62 | 2007-08-10 17:24 | 中医学ごはん&薬膳 | Comments(0)

東京とシンガポールのだいどころで


by 高島系子